香水を、空間にも纏わせる

香水を、空間にも纏わせる

──お気に入りの香りで、自分だけの余韻を演出する方法

ふとした瞬間に、自分がいつも纏っている香りに包まれたくなるときがあります。
忙しない日常のなか、バスルームでも、寝室でも、
お気に入りの香水にふわりと包まれたなら、それだけで気持ちが少し整うような気がする。

でも、香水は本来、肌にまとうもの。
空間に使うには、少しだけ工夫が必要です。
EAGGでは、そんな香りの楽しみ方を、**「香りを空間に纏わせる」**と呼んでいます。


■ 1滴の魔法で、空気をやさしく変える

まずは、香水をそのまま空間にスプレーするのではなく、
水でほんの少し薄めて、スプレーボトルで空間にふわりと吹きかける。
たったそれだけで、お部屋の空気がやわらかく、自分らしいものへと変わっていきます。

お気に入りの布製ソファやカーテン、クッションに軽く纏わせてみてください。
香りは風とともに、静かに長く漂ってくれます。

※色移りが気になるときは、目立たない場所で軽く試してみて。


■ 静けさのなかで香りを育てる

もっと控えめに楽しみたいときは、
コットンやティッシュに1滴だけ香水を落とし、そっと部屋の隅に置いてみる。
それだけで、香りはあなたの暮らしにやさしく溶け込んでくれます。

寝室のサイドテーブルやワークデスク、バスルームの窓辺など、
“自分の空気”を感じたい場所に小さく仕込むのが、EAGG流。


■ 香り選びは、空間のための“装い”

肌に似合う香りと、空間に似合う香りは、必ずしも同じではありません。
空間に使うなら、軽やかで透明感のある香りがベター。
たとえば、フローラルやシトラス、ホワイトムスクのような香りは、
部屋にやさしいリズムを与えてくれます。

逆に、スパイシーやウッディ系の香りは、狭い空間では重たく感じることも。
香りの“濃さ”ではなく、“余韻”を選ぶ感覚で。


■ 香りは、記憶と深くつながっているから

空間に漂う香りは、その部屋にしかない記憶を刻みます。
その香りが漂っていた午後の光や、誰かと交わしたひと言すら、ふと甦ってくる。
香りのある空間をつくることは、自分にやさしい記憶をつくること。


■ 小さな工夫で、特別なひとときを

香りは少量ずつ、様子を見ながら使うこと。
香水の保管は直射日光を避けた、涼しく暗い場所に。
空間には“香りの余白”を残す。ときどき窓を開けて、空気を整えること。


香りを空間に漂わせることは、
「わたし」という存在を、暮らしのなかに優しく溶かし込むこと。

その香りが漂う部屋は、誰のためでもない、
**あなただけの“余韻の場所”**になるはずです。

 

EAGG producer
中原 綾乃 / NAKAHARA  AYANO
1995 . 5. 20 生まれ

環境デザイン学科プロダクトデザインコースを卒業後、
人材系WEBメディアに就職。
その後、香りのWEBメディアSCENTPEDIAのライターとして活動。
2020年秋、フレグランスブランド「eagg」を始動。
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